英語を勉強する上で欠かせない英単語の学習、皆さんはどのようにやられていますか?どんなに文法を理解していても、どれだけリスニングに自信があっても、単語の意味を知っていなければ、その文章を理解することはできません。
TOEICに出てくる単語総数は10,000以上、繰り返し出てくる単語を除いても2500以上はあるそうです。これらを一気に暗記しようと思っても大変ですよね。
ですので、効率的で現実的な単語の学習方法のポイントについて、お伝えしたいと思います。
この記事では、
- TOEIC単語の勉強法に悩んでいる人
- 英単語をなかなか覚えられない人
- 暗記をする手の勉強方法に悩んでいる人
に有益な記事となっています。
一日100語を6日間繰り返そう
人は、反復することで情報を脳に記憶させます。
最初に記憶されるのは短期記憶で、パソコンでいうところの「メモリ」ですね。すぐに記憶できて、短い間隔の中であればすぐに情報を取り出して使うことができる反面、時間が経つと忘れてしまうのが弱点です。しかし、この短期記憶で覚えた情報を、繰り返し復習することで次第に長期記憶へと刷り込まれていきます。
長期記憶は、パソコンでいうと「ハードディスク」ですね。一度ここで覚えてしまえば、なかなか忘れることはありません。この短期記憶から長期記憶へと定着させるコツとして、「6回繰り返す」という反復学習が効果的です。
一日100単語に絞って単語を学習し、それを6日間続けてみてください。最初は覚えられない単語がたくさんあっても大丈夫です。繰り返しているうちに、覚えられている単語が増えていくことを実感できるはずです。そして、6日目には見事その100単語を覚えられていることでしょう。
反復って、ものすごく効果があるのです。人間関係でも同じだと思いませんか?初対面の人の名前と顔は、その後合わなくなると忘れてしまいますよね。ですが、繰り返し会っている人って、もう名前を忘れようにも忘れられませんよね。6回も会っている人なら、もうその人のことをあなたも憶えているはずです。
これで学習をしていくと、
- 6日間で100単語
- 30日で500単語(約1ヶ月)
- 90日で1500単語(約3ヶ月)
をカバーできる計算です。
文法やリスニング、TOEICの問題対策など、単語以外にもやらなければいけない勉強はありますから、これが現実的でオススメです。
朝活が重要!朝のゴールデンタイムを利用しよう
脳科学的な話になりますが、脳のパフォーマンスは朝目覚めた瞬間から夜に向かって低下していきます。つまり、睡眠から目覚めたあとの時間帯がピークなんですね。
勘違いをしている人が多いのですが、夜って勉強するには不向きなのです。脳は、日中の仕事などの生活で疲弊していて、ベストな状態になっていません。その状態で勉強をしても、脳のパフォーマンスをベストな状態で発揮できず、憶えたつもりの単語もあまり記憶に定着できません。ですので、脳が一番ベストな状態である朝の時間帯を活用しましょう。
脳は、朝起きてから4時間の間が「ゴールデンタイム」と呼ばれています。一番パフォーマンスが優れている時間帯に、一番記憶が必要な単語を持ってきてしまいましょう。通勤・通学している会社員や学生なら電車の中で、家で家事をしている主夫/主婦の方なら午前中の家事の合間に、ぜひ学習時間を設けてみてください。この朝の時間を活用するだけで、記憶力の違いが大きく出出来ますよ。
英単語にオススメのスマホアプリ
英語の学習アプリはいくつもありますが、私が実際に使ったことのあるアプリを2つご紹介しますね。
スタディサプリ
1つめは、TVCMでもよく見かける「スタディサプリ」です。有料ですが、TOEICの対策コースが用意されていて、TOEIC試験に頻出される1500単語をカバーしてくれています。選択式(4択)の小テスト形式で、電車の中でも気軽に学習できます。詳しくは、別の記事で紹介していますのでそちらもご確認ください。
mikan
2つめは「mikan」です。このアプリは、TOEICだけでなく中学英語や高校英語、大学英語にビジネス英語まで勉強できます。自分で教材を選択し、そのテーマに沿った英単度を学習することができます。
TOEICであれば、目標スコア別に単語が学習できるので、自身の目標に合わせて勉強できるのが嬉しいですね。有料会員プランであればより多くの教材を選択可能ですが、単語学習だけであれば無料版でも十分に学習できます。
最後に
単語は数が多いので、一気に憶えることはかなり難しいです。また、仮に一気に憶えられたとしても、それは長期的に憶えられたことにはなりません。きっとすぐに忘れてしまうでしょう。だから、コツコツと繰り返し反復しながら学習しなければいけないのです。
ここでご紹介した学習法を参考に、ぜひ単語をマスターしていきましょう!